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診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

金融緩和とFF金利、株価 今後の対策

【金融緩和が決定した】

昨晩、FOMC会見がありました。私もウトウトしながら株価の動きを見ていました。とうとう量的金融緩和、即ちテーパリング開始の発表です。毎月150億ドルの債権購入を減額します。このペースでいけば来年6月に緩和が終了する見通しです。通常の常識では株価は下がる局面ですが、むしろパウエル議長が早期での政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の利上げを否定したため株価は上昇する結果になりました。これまでの市場との対話で想定済みという事でしょうか。



大和アセットマネジメントの資料が金利のイールドギャップと株価の関連を分かりやすく説明してくれています。過去の歴史を見れば2008年政策金利(図のブルー線)が10年ものの米国国際金利(図の黄色線)を上回った後に株価は調整して低下しています。

つまり長期短期の国債利回り逆転(逆イールド)の状態になると、やがて株価も低下するかもしれません。





https://www.daiwa-am.co.jp/specialreport/market_letter/20210719_01.pdf



【どの様に対応するか】

ただ、過去のS&P500の値動きを見る限りは、逆イールドギャップ後の株価低迷は単なる調整であり買い場に過ぎなかった事が分かります。



勿論、予想に反して長期に株価が低迷する可能性は有りますので、自分に無理のない範囲で投資し、買い場が訪れた際には動けるキャッシュポジションを持つ事も大切ですね。



FF金利の現状です。ほぼ平定化しています。このFF金利が急速に上昇し、10年ものの米国債利回りを上回る気配を察知すればその時が株価調整の局面となり得ます。私は、いまのところかなりフルポジションに近い投資をしています。



日本以外の主要国では急速にインフレが進行しています。インフレヘッジとなるものは、金やビットコインなどのコモデティ、不動産、実需株などが考えられます。実需株の多くは配当金がでるものも多く長く保有する精神的な担保になり得ますね。そもそもニュースに反応して度々、全ての株を手仕舞いしては長い目で見た資産の成長は望めません。コロナショックの様に暴落が来れば痛い目に遭いますが長期の投資を成長する市場に持つ事が重要ですね。

お互いコツコツとやっていきましょう。




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米国債権利回りについてですね

https://mahorodoc.muragon.com/entry/37.htm