尿鮮血を指摘されたらどうすれば良いか
おはよう御座います。とうとう10月が終わりますね。各地の神様が出雲大社に集らられ神がいなくなる神無月が終わります。
現在のFFレートは3.08%。今月から0.75ずつ増えれば今後米国金利は5%に近づきます。過去2度このレートに至った後に来たのがリセッションです。ITバブルとリーマンの到来との関係の図は関原大輔さんの作られたものをご紹介します。ただ、今後必ずS&P500を含めた株の2段落ちが到来するかは決まってはいませんので長期投資で有れば全部手仕舞いする必要はないですね。
昨日の韓国の梨泰院であった150人を超える人々の圧死のニュースは衝撃的で本当に気の毒です。我が国でも同様の事件が明石市であった事は記憶に新しいです。過度に密集したエリアには近づかないに越した事は有りません。
【尿鮮血指摘から診断までの期間】
普段は投資のことばかり呟いていますので医師らしい事も書こうと思います。尿鮮血を指摘される事は良く有りますね。原因は様々で腎炎、尿路の炎症、結石、腫瘍、腎の内圧上昇など様々です。担当する診療科は腎内科と泌尿器科となります。鮮血を指摘されて専門診療科である泌尿器科に来院されるまでの期間はなんと2ヶ月から5年の幅が有ります。私の過去の経験で、紹介されて来院の時に既に遠隔転移のある腎癌がある中学生を診察した経験から出来るだけ多くの人に一度だけで良いのでCT検査を受ける様に勧めています。
I群: 検診で潜血指摘され直ぐに泌尿器科受診…2ヶ月
II群: 内科などを経て泌尿器科受診…2ヶ月
III群: 放置し症状出現で泌尿器科受診…8ヶ月
IV群: 他の科で様子見して遅れて受診…65ヶ月
問題はIII群とIV群で進行膀胱癌の割合が増える事です。受診は症状が出たら直ちに。ただし、過度に心配する必要も有りません。私の経験では尿鮮血の9割以上は何ら問題の無い良性で有る事がほとんどです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。