良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

参入障壁と医療業界


おはよう御座います。英政権が大型減税を含む経済対策を撤回したことが好感され、またバンクオブアメリカやバンクオブニューヨークメロンなどの銀行株式会社の好決算を受けて米国3指数は大幅に上昇しました。まだまだ本質的な株価上昇のきっかけはなかった為一時的ラリーである可能性はあります。



【医療業界】

サービスナウもクラウドストライクもアクセンチュアも日本語広告で目にする様になった点でソフトウエアやITコンサル業は参入への門戸が開かれている様に思います。一方で日本の医療業界は株式会社による病院経営も原則出来ないし異常な参入障壁があります。医師法で医療法人は営利を求めてはならないとされており今後も難しいかも知れないです。


今年迄はコロナ支援金で潤った大病院の経営は来年から赤字転落することは必至と思います。ドルが190円を突破し薬剤や医療材料、医療機器の大半が米国製品である為調達コストはバカ上がり。政府は財産再建の一環として医療費削減を目指して保険点数を切り下げる筈です。イギリスが味わった医療レベル低下が起こると私は確信しています。日本医療を守るには国の財源が余りに脆弱になってしまいました。



国産医療ロボットの姿です。

暗い話ばかりは嫌ですので少し明るいニュースも。川崎重工と神戸大学のタックで立ち上げたメデイカロイドの医療ロボットであるhinotoriが2020年8月に泌尿器科での製造販売承認を得て今年には消化器外科や婦人科での承認も得ています。純国産ロボットで実用化迄到達した事は素晴らしいニュースですね。海外へ販路を伸ばして欲しいものです。