良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

学校の先生の負担


【我が国の先生方を取り巻く環境】

日本の先生方は大変です。最近でこそ、公立中学の部活の教員負担を減らす努力が図られて居ますが、そもそも全てを現場の先生に委ねすぎなのです。




これは日本という国が教育への資金援助を充分していない事も影響しているかもしれません。教育分野への資金配分が国際的に見て我が国は低いのです。2018年時点で、OECD加盟国では平均してGDPの4.9%が初等〜高等教育段階の教育機関に充てられたのに対し、我が国は4%とGDPに占める教育支出の割合が最も低い下位25%の国に入る有様です。



【教育分野での男子比】

政治の世界における女性の活躍する割合に比較すれば、教育分野における女性の活躍する割合は幾分マシですね。しかしOECDの発表では我が国では女性は男性に比べてまだまだ教育の表舞台で参加出来ていない事が分かっています。2012年時点で、学校教育や学校以外の教育に参加した割合が男性は48%であったのに対し、女性では35%となっています。私はこの数字に違和感が有ります。我が国の多くの女性は家庭での子供教育の中心的働きを担う事を考えればアンフェアな数字と考えます。



教育は国家百年の計】

そもそも、現場の先生に学校問題の全てを委ねる我々の意識を変えなければなりません。いじめ問題などは最たるもので現場だけでは解決出来ず学校から独立した第三者の介入は基本では無いでしょうか。第三者機関の設立が必要と考える事は他にもあります。モンスターペアレント対策、不登校カウンセラー、学校専門ソーシャルワーカーなどですね。GDP規模が世界3位の我が国が教育への資金支出がOECD下位25%ではだめですね。



現場の先生を無駄な負担から解放して差し上げて教育に専念出来る環境に身を置いていただきたいものです。