良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

BCGの子孫の体つき

おはよう御座います。昨晩は珍しく深夜に外がうるさくて目覚めてしまいました。夜中の騒音は周りに迷惑ですね。



遅い昼ごはんに焼き鯖とラーメンを頂きました。美味しいです。ところで店主からラーメンは黙って食えいっと言われた不倫カップル風の2人がキレずに静かになっておられました。やっぱりラーメンは食べたいのですね。






【BCGの子孫】

結核予防のBCGワクチンの名前はお聞きになった事が有りますね。これ牛さんの生きた結核なんです。効果の話しでは無く環境で体つきが変わる話をいたします。


1924年にフランスのパスツール研究所から日本に譲渡されたフランス株の子孫はTokyo172株(以後、日本兄)と言う名で日本で育てられました。日本兄には血を分けた実の弟がいて、その中にはアメリカに渡ったコンノート株(アメ弟)という弟が居ました。アメ弟も日本兄もそれぞれの国の環境で大事に育てられ子孫を残しました。

2000年代後半に彼らの体格を比べたところ日本兄は身体が小さく2/3以下になっていた事がわかりました。一方のアメ弟は身体付きはがっしりしています。兄弟の特徴の違いは身体の大きさだけでは無く性質にも現れました。日本兄は足が何本も生えて地面しがみ付く力が強くなった一方でアメ弟は足の数が少なくなりました。

同じ生き物、今回の様にBCG牛ワクチン株も違った環境に置かれるとアメリカと日本で体格と性質が変わってくるのです。これは他の生き物でもそうです。アメリカの牡蠣が19世紀末疫病の影響で瀕死になり日本産牡蠣を譲渡されました。今、彼方の牡蠣はでっかくぷりんとしている一方で、日本の子孫はぎゅっとしまった身になりました。

環境で生き物は順応していきます。いま東京ならば住居は金持ちで80平米、小金もち60〜70平米でコンパクトに生活します。広さを求めて郊外へ行く方、地方で200平米の家に住む人もいるでしょう。

我々の子孫は将来の身体の性質が場所により変わると想像しています。かつてのBCG株や牡蠣がそうなった様に。



先週は株価が大きく上げました。資産が増えた投資家の方々も多かったのではないでしょうか。これから夏にかけて調整すると考えるトレーダーが多い様ですが暴落は来ないとする考えが大半です。その後年末ラリーがあるとの事。長期投資家は座して待つのみですね。