良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

株価、ドル、原油価格 何もかも下げた昨日

【ドル クロス円 米指数 日経 原油全て低下】




11/26朝のニュースで報じられた南アフリカにて発見されたコロナウイルス変異株のニュースを受けて世界経済の回復が遅れるとの見方が広がりました。また高々変異株かとお思いの方も多いですよね、ただ市場の反応は今回はシビアでした。



今までもコロナウイルスは数多く変異株が有りました。今度のコロナの変異株はオミクロン = O(omicron)と名づけられました。今迄の変異株との違いは人に感染する際に受容体と結合するスパイクタンパクになんと35箇所以上と数多くの変異が見られている事が特徴的ですね。感染力はデルタ株の5倍との“噂”です。世界中がびびっている状況です。



一気に世界中がリスクオフとなりました。11/26の日経平均の3%を超える大幅な下げから始まり、米国長期金利、原油、ドル円とも大幅に下落し、ランドは勿論下落。米国3指数は全て大幅に下落しました。最近は安全資産として作用しない印象さえあった日本円やスイスフランが上昇したわけです。金は僅かに上げています。世界同時株安ですね、ダウは一時千ドル以上の下げと此処一年で最大の低下です。感謝祭あとは米国株は来年は薄商いとなり動きが無い筈がまたもやコロナウイルスが起因となり異常な株価推移ですね。



*ダウ30種平均 34899.34 -905.04  →   -2.53% 

*S&P500 4594.62 -106.84  →  -2.27%   

*ナスダック 15491.66 -353.57  →  -2.23% 



私のメインとなるダウ中心のポジションも大きく毀損しています。変異株の解明はまだで先行き不安しか無く、まず景気に左右されるバリュー株に打撃を受けたわけです。グロースは、金利急低下が支えとなり軽傷ですね。保有する日本株を損切する考えがよぎりましたし、米国株も大きくポジションを減らす考えもあったのですがグッと我慢しています。



【どうすれば良いか】

一年半前を思い出して下さい。コロナウイルスが何もかも分からず世界中がビビリたおしたあの時です。コロナ禍になりS&P500は2020年2月19日の史上最高値から3月9日までの13営業日で18.9%下落しました。あの頃に比較して、今の我々に何の武器が有るのでしょうか。



✔️コロナワクチン…モデルナもバイオンテック・ファイザーもmRNA型ワクチンでありスパイクタンパクの配列に応じて簡単に配列を変えたワクチンを作成可能です。ファイザーは100日で出荷可能と報道しています。


✔️コロナ治療薬…ウイルスの増殖を抑制するメカニズムを持った薬をメルクとファイザーが既に作成しています。これは作用メカニズムとしてスパイクタンパク質の変異とは無関係でどんなコロナウイルスにも効果が期待出来ます。



週明けにもう少し下げが予想されるインバウンド銘柄だけを一単元だけケチ臭く売ろうと思います。私は今のところ米国株は本当に小さなポジションを売っただけです。市場が大きく下がる時に何もかも損切りしたら気は楽になりますものの、これを繰り返していては資産は減り続ける事になります。日本株であれぼ単元だけ売る、アメリカ株であれば例えば三分の一だけ売却する様なドケチ売りは自身を落ち着かせるのに有効です。先行きの上昇が見込めない駄目な銘柄は別としてファンダメンタルのキチンとした銘柄や代表的な指数連動のETFであればホールドする方針です。S&P500は最近は数%下がる度に力強く反発して来ました。私はコロナ禍の様な20%の下げが来た場合も想定して自身のコアとなるメインポジションはホールドします。何故なら配当を見込んだ数十年保有予定の将来の自分年金の一部だからです。



ちなみに株価が大きく下げた時の私の精神安定剤は自然🌳を見る事、フェースブックで犬🐕と猫🐈の動画を眺める事、どんな時も変わらない不動産のインカムゲインを眺める事です。分散を心掛けて自身のリスク許容の範囲内で枕を高くして眠られる投資をしたいですね。