良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

個別株取引が上手く行かない


【株価が下がった個別株の購入について】


日本株であれ、アメリカ株であれ個別株のニュースはソーシャルメディアで良く目につきます。これは、指数の情報、例えばナスダック総合指数がいくら上昇したのか、あるいは日経平均株価指数がいくら上がったというニュースよりも“一般受け”が良いからに他なりません。我が国の投資人口は4割程度で、個別株取引をされて居る人は10%を切ると考えられますので指数の値動きに敏感な方が少ないのは当たり前かも知れませんね。ほとんどの方が現金主義と言うことになるかも知れません。




今回、今年から投資を始めた方から相談を受けました。少しでも早く資産を増やしたい一心で、積立NISAでは無く、初年度から多目に投資が可能である一般NISAに、商品としては今からの世の中で注目される事になるESGに投資していきたい。また、個別株の投資としては、コロナ禍で株価が大きく下落ののちに上昇して居た航空機株と鉄道株をやや値が下がったタイミングで購入したものの、ダラダラ値段が下がって来て居る事にストレスを感じて居るとの内容です。



【スペック】


家族構成

・1人暮らし

・32才女性 

収入

・年収580万円 看護職常勤


・持家なし 賃貸


資産 720万円

・現金 120万円

・定期貯金 300万円

・生命保険 共済 解約返戻金の無い掛捨て

・一般NISA口座 本年から約60万 ニッセイエマージング・セレクト

・国内個別株 約240万円(含み損19万円)



【それでも楽しい個別株投資】


キチンと現金を置いていて安全性を高くして居る事は安心材料ですね。積立か一般かNISAは意見が分かれるところかも知れませんね。積立は定職に就いていて長い時間の投資が叶う人に向いているのかもしれませんね。私は積立にしています。ここはその人の判断次第でしょうか。



さて、問題の個別株投資については、いきなり投資して、個別株投資が上手くいく方も居れば、そうで無い方も沢山おいでかと思います。かく言う私は、2004年に新生銀行でBRICKSの投資信託とインドの投資信託を購入しリーマンショックの前の年に上手く利益確定出来たことが投資のきっかけとなりました。以降は仕事が忙しく投資から遠のいて居ましたが2012年から事業用不動産を購入し、2018年からは本格的に株式取引を始めました。しかし最初は底値の株でPERの低いものを探すという杜撰で稚拙な方法でしたので上手く行く訳も無く大きく資産を溶かしました。自分だけは特別と勘違いして居たと思います。その時の苦い経験から決算を大きく外さない銘柄で連続増配株中心のポートフォリオに変わりました。現在はSP500に連動するETFがポートフォリオの軸になっています。個別株の取引は予想もしえない理由で下がる事も有りますし、スピンアウトが原因となり特定口座から一般口座に移されるリスクもあります。しかし、やはり個別株投資は楽しいものです。企業の決算だけで無くYouTubeで企業関連の話題を探したりと飽きる事が有りません。



私は個別株を買うときは、“試し玉”を小さく入れて値動きを見てからポジションを大きくする様にしています。なぜなら、その株に興味あるときには購入の我慢が効かず購入をしてしまう経験が有りますが、その時がベストのタイミングとは限らないからです。

安全な軸をもちながらも楽しんで投資をしたいですね。お互いコツコツと頑張りましょう。




以下、関連記事です


退職後の資産形成についてです

https://mahorodoc.muragon.com/entry/4.html


米国債権利回りについてです

https://mahorodoc.muragon.com/entry/37.html


年齢と投資割合… 100から年齢を引いた割合で株式比率を決める方法ですね

https://mahorodoc.muragon.com/entry/4.html


高配当米国ETFです

https://mahorodoc.muragon.com/entry/7.html