退職する迄の投資額と老後二千万円問題
【老後二千万円問題と運用】
退職前の方向きの記事となっておりますのでご了承下さい
前政権時代に老後に年金だけに頼った見積で居るならば二千万円程が足りなくなる事が大きくマスコミに取り上げられ多方面で議論を起こしました。
「試算の仕方おかしい」だとか、「いや、本当は二千万円など必要無い」だとか世間の反応は様々でした。私は、この事自体が一般家庭での年金問題に対して意識し出すきっかけを作ったという点では意味があったと考えています。しかも “老後二千万円問題” と言うフレーズは発語し安く、耳に残り易いので小学生でも知っているフレーズとなりました。
【退職前の投資額と退職後の生活費】
WEBベースで『幾らあれば月の生活費何円で何年生きられるのか』という計算機が有ります。
此方を利用して投資して貯蓄を徐々に切り崩して行く試算をしました。
…以下のリンクで計算が可能です。
✔️「令和元年度生活保障に関する調査」によると、老後の夫婦2人世帯の最低日常生活費は平均で月22.1万円らしいので取り敢えず、月に25万円で老後を過ごすと言う前提
✔️現在 38歳の公立学校の先生 勤続14年
年収480万円
✔️確定拠出年金を月に1.2万円拠出
✔️積立投資を毎月2万円
✔️手取り月収 33万円 此処から毎月1割の3.3万円投資へ回します
手取り額の根拠となる控除額(月)
健康保険料 2万円
厚生年金保険料 3.7万円
雇用保険料 1,200円
源泉所得税 11,850円
✔️投資に回す初回のお金は貯金から百万円とします
✔️投資対象は世界最強の米国🇺🇸S&P500指数とします。
尚1991年以降のS&P500指数は30年間で12.4倍に上昇しています。年率平均リターンに換算すると+9.3%
と恐ろしい程の成長です。しかも、実際の株式投資にはこれに配当金が加わりますので10%をゆうに越えるわけです。
✔️運用利回りは上述の根拠から分離課税10%と外国勢20%を除き7%としています
✔️60歳定年ですが再雇用で収入があり65歳から取り崩しが始まる仮定としました
✔️公立学校の先生の年金額は基礎年金に共済年金を加えて年間240万円とします
✔️退職金は二千万円と仮定します(公立学校の先生の退職金は平均で二千万円を超えます)
【結果】
①基本プラン 退職金2000万円 年金240万円
税引後資産総額は3919万円となります余裕の有る生活を送れます。旅行にも行けそうですね。
②退職金が半額の1000万円かつ年金が年額140万円の場合、税引後資産総額は3019万円となります
③退職金が500万円かつ年金が年額140万円の場合の税引後資産総額は2628万円となります
実際は退職金がこれ程ない方が大半ですので②か③のプランに該当する人が多いのでは無いでしょうか。
もし②のプランの条件で一切投資しなかった場合75歳で資産が尽きます。若いうちからの投資が大切である事が分かります。毎月1万円でも良いんです。積立投資を強い成長が望まれる市場で行う大切さが分かりますね。お互いにコツコツやってみましょう。
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