『自分年金』高分配金の上場投資信託への投資
昨日の夜に米国株、正確には高配当ETF(上場投資信託)を3つ追加購入しました。上場して居ますので株と同様に市場で簡単に売買できます。
私は、将来の自分への年金として高配当株やETFを少しづつ買い増しする様にしています。株やETFは、分離課税対象であるため、雑所得として総合課税の対象となる年金とは合算されずに手元にキャッシュをもたらしてくれます。例えば100万円を投資して5%を超える分配金利回りのあるETFに投資すれば毎年2割の分離課税と1割の外国税を除いた35,000円が入ります。若いうちにはこれも再投資し、引退後には年金に加えて生活費とする目的です。
今は税理士さんに確定申告を頼んで居ますが、自身が歳をとった場合に税理士さんから離れて確定申告をしない場合も考えて源泉徴収あり特定口座で取引しています。
◎バンガード社 米国増配株式ETF [VIG]
10年以上連続して増配の実績を持つ米国株式で構成されています。大型株の中でも長期間にわたる増配実績を持つ銘柄に重点を置いており優良企業且つ今後も成長を期待できる潜在力のある企業群から成るETFです。
◎バンガード社 米国高配当株式ETF [VYM]
予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄から構成されていて、約400銘柄の米国株に投資しています。
◎ステートストリート社 SPDR®ポートフォリオ [SPYD]
S&P500®高配当株式ETFで米国の中型・大型株で過去10年間連続増配の米国株からなり、不動産REITは除かれています。S&P 500の高配当上位80銘柄が含まれます。
●2021年9月での3つのETFの分配金利回りは以下の如くです
VIG 配当利回り1.61%
VYM 配当利回り2.84%
SPYD 配当利回り5.15%
…前者2つも決して悪くないですがSPYDの分配金の高さは突出していますね。
●増減配
VIGとVYMに減配した年はあるものの一回だけ、他の年は安定した増配を記録。SPYDは、運用実績が短いながら2度の減配。
…連続増配の点で前者2つは継続した増配が期待されますがSPYDは増配には期待出来ませんね。
●純資産総額
VIG 62.490(十億 USD)
VYM 38.248 (十億 USD)
SPYD 4.752(十億 USD)
…ざっとみて、前者2つは7兆円弱と4兆円強。SPYDは5000億円規模ですね。国内の投資信託と比較したら凄く大きいと感じますね。
●経費率
VIG VYMはいずれも0.06%、SPYDは0.07%です
…銀行などで加入を薦められがちな投資信託の手数料と比較すれば歴然の安さです
●リターン
VIG
3ヶ月トータルリターン 4.40%
3年トータルリターン 14.24%
5年トータルリターン 15.68%
VYM
3ヶ月トータルリターン 1.81%
3年トータルリターン 9.16%
5年トータルリターン 11.20%
SPYD
3ヶ月トータルリターン -0.78%
3年トータルリターン 6.36%
5年トータルリターン 8.06%
…いずれも成長していますが、VIGのリターンは抜きん出ていますね。
●業種別構成
VIG
業種別にみると金融、産業、ヘルスケア、テクノロジーで全体の6割を占めています。
VYM
金融、ヘルスケア、生活必需品、資本財で6割を占めます。
SPYD
金融、不動産、エネルギー、公共事業で全体の6割以上を占めて居ます。
…そうですね、利回りが大きいため金融部門はどうしても入ります。VIGはマイクロソフトが入っているためテクノロジーの割合ご大きくなります。一方、不動産はVIGになくSPDRには比較的多く含まれています。
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