良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

居住不動産の相続税概算評価



【🏠自宅などの相続税評価額ザックリ出し方】


わたしの父は年配で体調が良くありませんので相続の心配を母親から良く耳にします。私自身は何も要らない位に思って居ますがそうもいかないのが相続です。



父の所有不動産の概算を知りたいと母から相談が有りました。取り敢えず、手始めに自宅の相続評価の概算を出したいと考え調べてみました。勿論、正確な評価は間口の広さや、二面道路かなどの利便性が加味され、専門家に委ねる事になりますが、自身で前もって概算を把握出来れば揉め事を減らるかも知れません。



同じ土地でも実際の売却価格と相続税評価額は違います

不動産価格は四つ有りますね

・実勢価格(売る時)

・地価公示価(標準価格とも 売る時 ほぼ実勢価格)

・路線価(国道交通省毎年7月公表 相続の時 公示価の8割)

・固定資産税評価額(市区町村3年毎 固定資産税計算目的 公示価の7割)



以下、自宅の相続税評価のザックリ概算法です

- [1] 自宅は路線価地域か?倍率地域か?かをまず見ます

- [2] 建物の評価額は市町村から来る固定資産税通知書の評価額がそのまま評価額となります

- [3] 土地は、国税庁の路線価ページをみます。地図でその土地に接する道に路線価の数値がかいてあります。路線価125Bと書いていれば一平米あたり125000円という事でAとかBは借地権割合を示しています。目的の住所がここに無ければ其れは倍率地域という事です。

- [4] 路線価地域なら固定資産税通通知書にある土地の面積(地積)を確認し、路線価と掛ければ土地評価額が判ります



国税庁の路線価ページです。路線価図を押下します

ここでは、品川区の戸越銀座商店街の地価を見てみますね

690Cと有ります。数字に千をかけて1平米あたり690000円の地価と言う事です。具体例をイメージすると50平米の商店の土地評価額は3450万円となりますちなみに「C」は借地権割合が70%であることを表しています。




- [5] 倍率地域ならば、まず固定資産税通知書にある土地の固定資産税評価額を確認。そして国税庁の路線価ページ“財産評価基準書目次”に戻り、“一般の土地等”を開く。所在の市区町村を選ぶと倍率表が表示されます。左から町名・適用地域名・借地権割合がかいてあり、適用地域名はGoogleで市街化地域かなどわかり適用地域の行の宅地の列を見れば倍率が書いてあります。あとは固定資産税評価額にこの倍率を掛けるだけです。