良くなるカラダ

診察の場では患者さんに伝えにくい事をお話しします 専門家としてのつぶやきに加えて趣味の株式投資と大好きな不動産投資や節税策などについても積極的に発言します

イギリスのグローバル製薬会社と歯磨き粉

コロナ禍となる2年前に国際会議で発表する目的でイギリスのロンドンを訪れた事が有ります。



私がロンドンの街に感じた印象は、不思議と日本と似ているでした。勿論、石畳の街並みや歴史的な建造物は圧巻ですが、部屋の狭さや伝統文化を中心として価値観が纏まった感覚は日本と重なりました。私にはイギリス人🇬🇧の友人は居ませんがロンドンで不動産投資をしているアイルランド人とは旧知の仲です。



ロンドンのバスですね


滞在したヒルトンです、アメリカのヒルトンとは比べようも無く小ぢんまりしています。石畳とライトアップが美しいですね



980 Great West Rdにグラクソスミスクラインの本社があります。丁度ロンドンの中心街と、その西に位置するヒースロー空港の中間地点に有ります。時価総額は10兆円の企業です。我が国で言えば時価総額第4位のリクルートホールディングスと同じ規模ですね。オペレーティングマージンは19.11%あり、株価はこの一年で14%のプラスです。決算は過去2回はストリート予想を上回っています。株はNYSEでADRとして購入が可能です。帯状疱疹、子宮頸がん、ロタウイルス胃腸炎、狂犬病などに対するワクチン全般に強い会社ですが、気管支喘息薬、排尿障害治療薬、免疫抑制剤、抗生剤、中枢神経作動薬など数えきれない程の薬剤を作っています。最近では変異型のコロナウイルスにも効果が望め有る治療薬を販売しています。

ただ、一般の方にはむしろこの会社が作るヘルスケア製であるオーラルケアのシュミテクトの方が印象に残るかもしれません。



私は、ここの株を保有しています。キャピタルゲイン目的では無く、何十年でも持つ配当目的です。配当利回りは5.34%もあります。外国株式の配当金は原則として、外国で源泉税が徴収され、その差引かれた金額に対して、再び日本国内で課税されます。外国株式の配当金に対する課税は、国内での課税方法は国内株式と同様ですが、配当控除の適用はありません。なお配当の税率は租税条約による制限税率10%とアメリカと同じですね。



今後、金融所得課税が増税されてしまうとどうなるかわかりませんが分離課税は歳をとってからの貴重な節税の手段です。刹那的な金融政策などに惑わされずに、お互いに頑張りましょう。